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2022年度 小川山登攀山行

行動概要

メンバー;川嵜 長嶺 川嶋 天野コーチ(15~16日)

 

9月13日(火) 晴

予定通り新宿駅に集合し、電車を乗り継ぎ信濃川上駅に到着する。信濃川上駅からバスで川端下バス停に向かう。バス停に到着後しばらく歩き、廻り目平キャンプ場に到着する。テント設営を行った後、時間が余ったためTSから近い親指岩へ登り込みをすることとする。準備をして岩場へ向かう。岩場到着後、川嵜がリードで登り、トップロープをはる。長嶺、川嶋はトップロープで登る。登り込み終了後、下山し、廻り目平キャンプ場に到着する。

CT)川端下バス停(11:33)~廻り目平キャンプ場(12:26-13:05)~親指岩(13:57-15:43)~廻り目平キャンプ場(16:04)

<ルート>

小川山レイバック1P目 5.9+                            川嵜×2
長嶺×1
川嶋×1

 

9月14日(水) 晴

準備をして、烏帽子岩へ向かう。途中林道を逸れ、西俣沢を渡渉する。アプローチが分かりにくく、時間がかかってしまうが、踏み跡やケルンを頼りに取りつきへ向かう。烏帽子岩へ到着すると、2人組の先行パーティーが登り始めている。1P目の凹角は濡れていて登りにくそうであり、通過に時間がかかっている。自分達は本来の取り付きから少し右に回り込んだやさしい凹角から登ることにする。2ピッチで見通しのいいリッジへ出、先行パーティに追いつく。その後は先行パーティに後続して進んでいく。位牌岩直下の急なフェースは最初の核心で、難しい。位牌岩からはカンテ状のやさしい登りとなる。二ノ楯からは5.7のクラックから登る。三ノ楯から30m程懸垂し、コルへ降りる。ここから2ピッチで最後のチムニーに出る。途中残置支点はないが、サイドのクラックにカムで細かく支点が取れる。奮闘的なクライミングでトップアウトする。終了点は広くなっており、ここからロープを外してガレた道を下っていく。途中でアプローチの際に通ったルートと合流し、廻り目平キャンプ場に到着する。

CT)廻り目平キャンプ場(6:04)~烏帽子岩(7:58-17:15)~廻り目平キャンプ場(17:55)

<ルート>
烏帽子岩左稜線 5.8     川嵜-長嶺-川嶋(川嵜、長嶺がトップを交代)

 

9月15日(木) 晴

天野コーチと合流し、準備をして屋根岩2峰へ向かう。カモシカ登山道からパノラマコースに入り、ケルンのある分岐から左へ曲がり、踏み跡を辿って登っていく。しばらく急登を登ると、取りつきへ到着する。到着後、ヘルメットとハーネスを装着し、シングルロープで登攀を行う。ザックは1パーティー1つとし、不要なものは取りつきにデポする。1ピッチ目は短いハンドクラックから登ることとし、先に天野コーチのパーティーが登る。2ピッチ目からは川嵜のパーティーが先に登攀する。ルートは全体的にランアウトするが、強固なボルト支点もあり、岩も安定しているため快適である。5ピッチ目のアンダーを掴みながらのトラバースは、途中クラックの幅が狭い箇所があるため、キャメロット#0.1くらいの小さいカムがあると良い。6ピッチ目はワイドハンドクラックを直上する。クラックは最後、広くなっているため、カムはキャメロット#4のカムがあると良い。トップアウトした後、懸垂下降を2ピッチ行い、岩の基部へ降りる。ここから5分程歩いて下ると取り付きに到着する。昼食をとった後、屋根岩4峰へ向かい、V字状岩壁右ルートに取り付く。天野コーチが先に登ってみるが、岩が脆く、苔が付き、プロテクションが乏しいため、クライムダウンして引き返す。登り込みは終了とし、林道を下り、廻り目平キャンプ場に到着する。

CT)廻り目平キャンプ場(7:10)~屋根岩2峰(7:49-13:29)~屋根岩4峰(14:18-15:02)~廻り目平キャンプ場(15:33)

<ルート>
屋根岩2峰 セレクション 5.9 6ピッチ             天野コーチ-川嶋
川嵜-長嶺(トップを交代)

 

 

9月16日(金) 晴

準備をして、 裏烏帽子へ向かう。 途中、西股沢を渡渉する。 烏帽子岩への分岐より奥の分岐から登っていき、 裏烏帽子に到着する。ヘルメットとハーネスを装着し、シングルロープで登攀を行う。ザックは1パーティー1つに し、不要な物を取り付きにデポする。先に天野コーチのパーティーが登攀する。1ピッチ目から5.10bの核心で奮 闘的なクライミングとなる。ルートは適度にハーケンの残置がある。2 ピッチ目は浮石が多い凹角となるため、落石には十分注意が必要である。3ピッチ目はランナウトするスラブを直上し、途中で右にトラバースする。4ピッチ目 は、フィンガークラックを登り、スラブに移る。4ピッチ目の終了点は強固な残置支点はなく、カムを2つと立木を使 用し、支点をつくる。 5ピッチ目は二つ目の核心のいたちクラックを登る。終了点に全員到着した後靴を履き替え、 ザックを途中の懸垂支点である木に掛けて置いて、ルートの頂上である右岩壁の頭に向かう。50m 程のやさしい 岩稜をコンテニュアスで登り頂上へ到着する。頂上で写真を撮った後下り、ザックを回収して懸垂下降で下る。浮石が多く、落石の危険性が高いため慎重に下る。2P の懸垂下降で取り付きへ到着する。昼食をとった後下り、廻り目平キャンプ場に到着する。

CT)廻り目平キャンプ場(7:03)~裏烏帽子(7:59-14:55)~廻り目平キャンプ場(15:28)

<ルート>
裏烏帽子右岸壁むささびルート 5.10b 5ピッチ    天野コーチ-川嶋
川嵜-長嶺(トップを交代)

 

 

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