行動概要
メンバー;川㟢 長嶺 川嶋 新藤 中澤監督
4月29日(金)曇後雨
予定通り部室に集合し、出発する。交通機関を乗り継ぎ、白馬アルパインホテルへ到着する。到着後、テントを張らせていただき、着替え等の荷物を預かっていただく。テント設営後に中澤監督が到着する。
CT)部室(7:00)~白馬アルパインホテル(12:00)
4月30日(土)晴後快晴一時霧
白馬アルパインホテルからタクシーで猿倉へ向かう。ビーコンチェックをした後、雨具の上を着て出発する。猿倉
荘付近から積雪がある。1年生にキックステップを教えながらゆっくりとしたペースで登っていく。1時間ほど登ると、気温が上昇してきたため、雨具を脱いで、サングラスを付ける。猿倉台地まで行くと、霧がかかり始める。途中、数パーティのスキーヤーやスノーボーダーを見かける。小日向のコルまでの急斜面では、1年生は苦しそうな様子である。互いに声を掛け合い、登っていく。小日向のコル周辺は霧で視界不良のため、慎重にルートファインディングしながら、進んでいき、小日向のコルへ到着する。到着直後に、霧が晴れ、白馬三山がきれいに見える。テント設営後、しばらく休憩し、双子岩付近にて追悼を行う。1年生には白馬周辺の概念を伝え、景色を楽しみ、本日の行動は終了とする。
CT)白馬アルパインホテル(5:30)〜猿倉(5:46〜6:00)〜猿倉台地(7:52)〜小日向のコルBC(9:05)
5月1日(日)霙
訓練時ロープメンバー;川嵜一新藤、長嶺一川嶋
朝から視界が悪く、軽く霙が降っている。雪上訓練はテント周辺の斜面で、天気の様子を見ながら、実施できる内容
を行っていくこととする。ビーコンチェックをした後、出発する。まずは、テントの直ぐ側の、小日向山側の緩い斜面で耐風姿勢、キックステップの訓練を行う。続いて、平坦な場所でアイゼン着脱を数回行った後、アイゼン歩行を行う。アイゼン歩行に少し慣れてきたら、テントから50m 程杓子岳側に進んだ比較的傾斜の強い斜面へ移動する。ここで、ショートロープコンテニュアスと、スタカットの訓練を行う。ショートロープでは、少しスピードを上げて
アイゼン歩行で斜面を自由に歩き回る。スタカットについては、明日のための予習として、4年生が実演するのみ
にする。最後に、滑落停止訓練を行う。まずは、体制を崩した際に、初期制動で止まるための練習をする。斜面を
歩きながら、自分で体勢を崩し、すぐにピッケルを雪面に刺す練習を行う。その後、滑落停止の体勢を平地で確認した後、斜面で滑落停止の訓練を行う。繰り返し練習をしたところで、次第に霙の降りも強くなってきた。本日の予定訓練内容であるFix通過、自由歩行は明日の訓練内容へ回すこととし、本日の訓練を終了し、帰幕する。
CT)BC(5:28)~雪上訓練場所(5:28-9:55)~BC(9:56)
<雪上訓練內容>
耐風姿勢 0゜10’
キックステップ 0゜30’
アイゼン着脱 0゜20’
アイゼン歩行 0゜30’
ショートロープコンテニュアス 0゜40’
スタカット 0゜30’
滑落停止 0゜30’
合計T)3゜10’
5月2日(月)晴
訓練時ロープメンバー;川嵜一川嶋、長嶺一新藤(スタカットは1年生同士)
ピーコンチェックをした後、出発する。前日と同じ、杓子岳側の急な斜面で訓練を行う。カッティング、アイゼン着
脱の後、アイゼン歩行に移る。アイゼン歩行では、前日よりも斜面が急なため、初めはゆっくり復習をし、徐々にぺ
ースを上げていく。その後、滑落停止では、反転の体勢を復習し、繰り返し斜面を滑って訓練する。その後、前日
行えなかったFix通過を行う。続くスタカットでは、最初に4年生が実演し、その後、1年生同士でロープを繋ぎ、
を行う。支点構築については、自然物、スノーバーの縦埋め、横埋めの方法を伝える。続いて、訓練の最後として、自由歩行を行う。ロープを繋ぎ、訓練場所から、杓子沢側へ下っていく。湯沢との出合付近まで行ったところで、BCへ向かって登り返す。1年生は下りではペース良く進んでいたが、登りでは苦しそうである。声を掛けて気合を入れながら登っていく。登りきったところで、休憩し、昼食をとったのち、BCへ戻る。BC到着後、テントを撤収し、猿倉へ向けて下る。BCから猿倉台地までは急な下りとなるため、しっかりとキックステップをしながら、慎重に下っていく。猿倉台地からは良いペースで下っていき、猿倉へ到着する。
CT)BC(5:28)〜雪上訓練場所(5:29~10:56)〜BC(10:56〜11:58)猿倉(13:00)
<雪上訓練內容>
カッティング 0゜10′
アイゼン着脱 0 ゜30′
アイゼン歩行 0 ゜40′
滑落停止 0 ゜30′
Fix通過 0゜30′
スタカット 1 ゜00′
自由歩行 1 ゜30′
合計T) 4゜50゜