メンバー:小清水 小田 鈴木 服部 宮津OB
4月28日(土) 晴
部室に集合して宮津OBと合流した後、新宿駅に向かう。新宿駅には高柳OBが見送りに来てくださり、差し入れを頂く。新宿駅から特急スーパーあずさに乗り白馬駅に向かう。白馬駅到着後、白馬アルパインホテルに向けてタクシーで移動する。ホテルで荷物を預かって頂いた後、再びタクシーで二股へ移動する。二股にて梶川OBの追悼を行う。追悼後出発する。重荷の為、歩き始めのペースに注意して進むが、送水管横の登りには整備された道があり歩きやすい。整備された道が終わると滑りやすい土の急斜面の為、比較的ゆるい傾斜を探しながら登っていく。しかし2年生1名が疲弊し始め、ペースが上がらない。急斜面を登っていくと藪が現れた為、漕ぎながら進む。急登を終えなだらかな登りになるがペースは上がらず、日も暮れてきた為、1095m地点で幕営する。
CT)二股(15:27)~1095m地点(17:57)
4月29日(日) 快晴
梱包をして出発する。藪を漕ぎながら登り続けると、1350m付近から平坦な雪の平地となった為、オーバーミトンとピッケル、サングラスを装着する。雪面はしまっている。その後、2年生1名が疲弊しペースが落ちる。小日向山頂上直下の斜面の雪は融雪により緩んでおり、キックステップで登っていく。小日向山の頂上到着後、斜面を下り、コースタイムより2時間程遅れて小日向のコルに到着する。その後、双子岩にて清水さん(千葉大)、伊藤さん(千葉大)、五十嵐OB、荒井OB、佐藤OBの追悼を行う。
CT)1095m地点(4:37)~小日向のコル(12:37)
4月30日(月) 快晴後曇
ヘルメット、ハーネス、アイゼンを装着して出発する。小日向のコルからの下りの雪面はしまっており下りやすい。杓子尾根のP.1802mのコルを越え、大雪渓を素早く通過して取り付きに到着する。白馬岳主稜は想定していたよりも雪が付いており歩きやすい。七峰で藪の急斜面となった為、ワンアット30m×1Pを行い通過する。六峰の上部は急斜面の為、慎重に通過する。その後は細い稜線上を進んでいく。白馬岳頂上直下で2年生1名が体調を崩した為、様子を見ながらゆっくり進んでいく。頂上直下最後の急斜面はワンアット50m×1Pを行い、コースタイムより1時間程遅れて頂上に到着する。白馬岳頂上から杓子岳の間は夏道が出ている。杓子岳到着後、双子尾根を下降する。急斜面の為、スリップに気を付けて進んでいく。ゴジラの背付近は長走沢側から巻いて下る方が安全と判断した為、そちらから下る。双子尾根は融雪が進み藪道が多く、所々崩壊している。また、シュルンドが現れた為、ルートファインディングに注意しながら進んでいく。樺平から先の道でも藪道を何度か通過する。その後、小日向のコルに到着する。
CT)BC(3:55)~取り付き(5:15)~六峰(8:35)~白馬岳頂上(12:12)~杓子岳頂上(14:00)
~BC(16:15)
5月1日(火) 晴 上級生A隊:小清水、鈴木、服部
昨晩体調を崩した2年生の様子を見る為、計画を変更する。小田、宮津OBを見送り、日が出て明るくなるのを待った後、小日向山の斜面で雪上訓練を行う。ワンアットはスタンディングアックスビレイで行う。訓練終了後、ブロック補強を行う。その後、テントに入り、休養とする。
CT)訓練(5:25~13:25)
【訓練内容】
ワンアット 2゜00’
自由歩行 3゜00’
Fix工作 3゜00’
計) 8゜00’
上級生B隊:小田、宮津OB
ヘルメット、ハーネス、アイゼンを付けて出発する。良いペースで進み、樺平まで1時間で到着する。樺平到着後、白馬鑓ヶ岳北稜の取り付きまで進む。沢の合流地点にはデブリが見られる。取り付き到着後は岩場と藪の登りとなる。ひたすら進んでいくと、大きな雪のルンゼが現れた為、ワンアット40m×1Pを行い通過する。通過後、しばらく進むとハサミ岩に到着する。ハサミ岩到着後、100m程登った場所で本隊とトランシーバー交信を行う。その後、再び藪のある岩場を進んでいく。藪道を進んでいくと軍艦ピークに到着する。到着後、休憩を取り、その後25mから30m程の懸垂下降を行う。下降後、急なルンゼを宮津OBに確保してもらいながら下っていく。下った後は、湯沢側にトレースする。所々雪が溶けて踏み抜く箇所がある為、慎重に進む。その後、三角岩に向けてコンテニュアスをして斜面を登っていく。三角岩到着後、杓子沢側に巻いて雪壁を進む。その後、南側にトラバースして進む。白馬鑓ヶ岳頂上直下は高度感がある。頂上直下の岩稜帯は岩が崩れやすい為、注意しながら進んでいく。その後、白馬鑓ヶ岳頂上に到着する。頂上到着後、湯沢に向かう。白馬鑓ヶ岳頂上から湯沢分岐までの道は融雪が進んでおり地面が露出している。湯沢下降点到着後、BCに向けて下る。気合を入れて進み、BCに到着する。
CT)BC(3:55)~樺平(5:00~5:10)~北稜取り付き(5:15)~ハサミ岩(8:20)
~軍艦ピーク(11:00~11:20)~三角岩(13:45~14:00)~白馬鑓ヶ岳頂上(15:50)
~湯沢下降点(16:04)~BC(17:15)
5月2日(水) 曇 上級生A隊:小清水、鈴木、服部
準備に時間が掛かり、出発が遅れる。ヘルメット、ハーネス、アイゼンを付けて出発する。雪面はしまっていて歩きやすいが、尾根上は藪道が多く、またシュルンドも所々ある為、慎重に進んでいく。樺平でザイルを装着して登っていく。ゴジラの背に到着後、杓子沢側斜面を巻くようにワンアット30m×1Pを行い、通過する。通過後、杓子岳頂上へと登っていく。斜面が急になってきた為、ピックを斜面に刺しながら安全に登っていく。その後、杓子岳頂上に到着する。アイゼンとハーネス、ザイルを外し、白馬鑓ヶ岳へ向かう。杓子岳頂上から白馬鑓ヶ岳の稜線上は夏道が出ている。良いペースで進み、白馬鑓ヶ岳頂上に到着する。その後、湯沢下降点まで下ると、湯沢の下りはじめは融雪により夏道が出ているのが確認できる。しばらく夏道を下ると雪が付いてくる。雪面はそれほど融雪が進んでおらず歩きやすい。鑓温泉の南側を通過する。その後はBCに向けて一気に下っていく。沢の合流地点到着後は、沢を素早く通過する。BCに向けて気合を入れて登り返し、BCに到着する。
CT)BC(4:05)~樺平(5:13)~ゴジラの背手前(6:31)~杓子岳頂上(8:10~8:20)
~白馬鑓ヶ岳頂上(9:04~9:10)~湯沢下降点(9:35)~BC(10:45)
上級生B隊:小田、宮津OB
朝食を摂った後、本日はBC待機とする。
5月3日(木) 雨
梱包をして出発する。雨が降っている為、雨具を着る。小日向のコルからの下りは急斜面の為、スリップに注意しながら下る。中山沢を素早く通過し猿倉台地に着く。悪天の為、ルートファインディングに注意しながら進んでいく。猿倉荘に到着後、グローブを外し、ピッケルを外付けして白馬アルパインホテルに向けて林道を下っていく。車の往来がある為、注意しながら進んでいく。そのまま歩き続け、白馬アルパインホテルに到着する。
CT)BC(4:53)~猿倉(5:58)~二股(7:10)~白馬アルパインホテル(7:45)