行動概要
メンバー;川㟢 長嶺 中澤監督 宮津コーチ
6月10日(木) 晴
予定通りに新宿駅南口改札前に集合し、バスタ新宿に向かう。夜行バスに乗り、富山駅に向かう。
6月11日(金) 晴
富山駅から、電鉄富山から電車で立山駅に移動し、ケーブルカー、バスを乗り継ぎ室堂に到着する。着替えをコインロッカーにデポし、クラックグローブ、ネックゲイターを着け、ピッケルを持ち出発する。富山県警山岳警備隊室堂派出所に挨拶をした後、剱沢TSに向かう。ミクリガ池がとてもきれいに見える。気温が高く、とても暑く感じる。雷鳥沢キャンプ場から別山乗越までは、急登になる為、キックステップで登っていく。剱御前小屋で休憩をし、剱沢を下り剱沢キャンプ場TSに到着する。キャンプ場付近には、他の登山者は確認できない。整地をした後、テントを張り、行動を終了する。小屋付近のホースから水が取れる。しばらくすると、プライベートで来られていた山本宗彦OBに会う。差し入れをいただいた後、別れる。
CT)室堂バスターミナル(10:22)〜野営場管理所(11:10)〜剱御前小屋(13:13-13:34)〜剱沢キャンプ場TS(13:51)
6月12日(土) 曇後霧雨後晴 剱岳源次郎尾根
クラックグローブ、ネックゲイターを着け、ビーコンチェックをした後、出発する。剱沢の残雪は緩んでおり、歩きやすい。平蔵谷の出合から、源次郎尾根取り付きに向かう。基部は登りにくく危険な為、ロープを1本出し、川㟢がトップで、長嶺、中澤監督がセカンドで登る。宮津コーチは、先にフリーで登る。藪や草付きの急登を登っていくと、稜上に出る。霧雨が降っている。岩稜は、ハイマツがでており、登りやすい。所々残雪がある為、ピッケルを出し、進む。登りやすい凹角状の岩を超え、しばらく歩くと、Ⅰ峰につく。Ⅰ峰からは、八ツ峰がきれいに見える。雨が降ったり止んだりする。平蔵谷を下っている登山者が1人見える。Ⅰ峰からの下りは、斜面がきつい為、慎重に下る。Ⅱ峰までは、岩とハイマツのコンタクトラインを登る。岩は頑丈で、とても登りやすい。Ⅱ峰に到着後、川㟢、長嶺で懸垂下降の支点を構築する。休憩をした後、懸垂下降で30m程下り、稜上に出る。稜上には、残雪が多くあり、沢には、クラックが空いている箇所もある。少し登ったところでロープを着け、頂上を目指す。ルートファインディングに注意しながら登り剱岳山頂に着く。天気は曇だが、北アルプスの山々、富山湾などがよく見える。ロープを外し、休憩をした後、平蔵のコルまで、別山尾根を下る。平蔵のコルで、ロープ、アイゼンを着け、平蔵谷を下る。上部はクラックがたくさん開いている為、注意しながら下る。翌日の剱岳南壁A2ルートの取り付きの偵察をするが、大きなシュルントが空いており、取り付けないことがわかる。しばらく下り、中澤監督、宮津コーチから、いろいろなルートの説明をしていただく。平蔵谷出合で、ロープ、ハーネスを外し、休憩した後、剱沢を登り返す。天気は回復し、とても暑い。気合を入れ登り返し、剱沢キャンプ場TSに到着する。体操をした後、行動を終了する。
CT)剱沢キャンプ場TS(3:48)〜源次郎尾根取り付き(4:13)〜テラス(5:32)〜Ⅰ峰(7:13)〜Ⅱ峰(7:57-8:25) 〜剱岳(9:36-10:08)〜平蔵谷出合(11:52-12:20)〜剱沢キャンプ場TS(13:05)
6月13日(日) 雨
前日の実動で、剱岳南壁A2ルートが登れないことがわかった為、アルペンルート1便目の出発時刻に合わせ、出発時刻を5時30分とし、出発する。上部はガスがかかり、霧雨が降っている。剱御前小屋まで、気合を入れ登り返す。次第に天気が悪化し、雨が降り始める。雷鳥沢の下りは、残雪を歩いて下る。雷鳥沢キャンプ場からは、一ノ越山荘方面に回り込み、室堂山荘まで登り返す。富山県警山岳警備隊室堂派出所に挨拶をした後、室堂バスターミナルに向かう。荷物を回収し、行動を終了する。
CT)剱沢キャンプ場TS(5:06)〜剱御前小屋(5:49-5:55)〜室堂バスターミナル(7:16)