Read Article

2017年度冬山合宿行動概要

冬山合宿行動概要
メンバー:小清水 小田 鈴木 服部
      山本監督 高柳OB 松本宏OB (12/30~1/2)

12月24日(日)  
 部室に集合して東京駅までダブル歩荷する。新幹線で富山駅へと向かい、到着後、電鉄富山駅へ移動して上市駅へ向かう。上市駅からタクシーで伊折集落へ向かい、到着後少し進むと幕営可能な場所があった為、テントを設営し夕食を取り翌日の準備をした後就寝する。

12月25日(月) 雨後雪
 梱包に時間が掛かり出発が遅れる。雨が降っていた為、キャップを装着する。林道は圧雪されているが一部踏み抜く箇所がある。白萩発電所付近で雪上車とすれ違う。馬場島到着後、官物をデポし、警備隊に挨拶に向かう。馬場島荘はまだ開いていない。馬場島荘からの帰路はわかんを装着して出発する。出発の際に山本監督と佐々木OBにお会いする。その後一定のペースで林道を下りBHに到着する。
CT)伊折(6:34)~馬場島(BC)(9:42~10:36)~伊折(12:33)         

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12月26日(火) 雪 
 夜間の降雪で10㎝程新雪が積もっている。林道は白萩発電所まで圧雪されていない。白萩発電所付近で昨日と同様に雪上車とすれ違う。発電所から先は圧雪されている為、歩きやすい。馬場島到着後、警備隊のところに向かいヤマタンを受け取り、今どこサーチの手続きを行う。その後テントを設営し、馬場島から先の偵察に向かう。馬場島から先は常に膝程のラッセルとなる。小ブナグラ谷を素早く通過し少し進むと大猫平南東尾根の取り付きに到着する。取り付き到着後引き返し時間となった為、赤テープを付けながらBCに引き返す。途中視界が悪くなってきたのでゴーグルを装着する。BC到着後、馬場島荘が開いていたので挨拶を行う。
CT)伊折(6:16)~BC(9:35~12:19)~取り付き(980m付近)(13:30)~BC(14:41)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12月27日(水) 雪 
  装備の装着に時間が掛かり出発が遅れる。馬場島からもも上程のラッセルとなりペースが上がらない為、ザックを下してラッセルを行うがペースは上がらない。吹き溜まっている箇所では腰ほどのラッセルになる。予定よりも2時間ほど遅れて取り付きに到着する。昨日Fix工作を行えなかった為、小田と小清水でザイルを繋ぎFix工作30m×1Pを行う。取り付きから先は腰ほどのラッセルとなる。雪をかき分けながらFix工作を行う。Fix工作終了後Fix通過に移るが時間が掛かかる。ルート状況やメンバーの状態を考慮して、引き返し時間よりも1時間ほど早く偵察を中止してBCに向けて下る。トレースはすべて消えていいた為、下りもペースが上がらない。BC到着後本日の実動について警備隊に報告する。
CT)BC(6:44)~取り付き(11:06~11:46)~BC(15:13)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12月28日(木) 曇後雪 
 馬場島付近は昨日のトレースがうっすらと残っている。昨日よりも雪が水分を含んでいて重く感じる。
常時もも上のラッセルとなり吹き溜まりでは腰ほどのラッセルとなる。白萩川の橋を渡った所で休憩を取り弱層テストを行う。取り付き到着後Fix通過を行う。Fix終了地点からC1予定地の偵察を行うが、胸程のラッセルとなり全く前に進まない。空身になりラッセルを行うが、1190m付近で引き返し時間となった為、BCに向けて引き返す。下りではルートを整備し、赤テープを付けながら下る。取り付き到着後、休憩を取る。トレースが残っていた為、下りはスムーズに下る。BC到着後警備隊に挨拶に向かう。その際、山本監督が馬場島に戻ることをお聞きし、これまでの報告を行う。
CT)BC(6:20)~取り付き(10:34)~1190m付近(13:00)~取り付き(14:08)~BC(15:00)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12月29日(金) 曇 
 昨日のトレースが残っていた為、トレースをたどってスムーズに進む。白萩川の橋を渡った所で弱層テストを行う。取り付き到着後ハーネスを装着してFix通過を行う。昨日整備したルートを登ってC1予定地に向かう。C1予定地到着後整地を行う。整地終了後休憩を取りルートを整備しながら下る。取り付き到着後ハーネスを外してBCに下る。BC到着後ワカン着脱訓練を行う。
CT)BC(6:19)~取り付き(8:03)~C1予定地(9:18~10:05)~取り付き(10:37)~BC(11:37)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12月30日(土) 晴 
 夜間に5㎝程の降雪があり、トレースは所々見えている程度である。移動性高気圧の影響を受け朝から天気が良く、久しぶりに太陽が顔を出している。日の光で融雪が進み昨日よりも水分を含んだ雪質となっている。取り付き到着後Fix通過を行う。尾根上の雪も融雪が進んでおり、登る際に足場が崩れやすくなっている。予定よりも2時間程早くC1に到着する。C1に官物をデポしている際に松本OBとシーバー交信を行い13:30分にもう一度シーバー交信を行う事とし、BCに向けて下っていく。トレースが残っていた為、良いペースで下り13:30分よりも前にBCに到着する。その後、山本監督、高柳OB、松本宏OBと合流し、山本監督から周辺の概念と雪ブロックの切り出し方を教えていただく。
CT)BC(6:22)~取り付き(9:40)~CI(12:02~12:20)~取り付き(12:40)~BC(13:26)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12月31日(日) 晴後雪
 準備をして出発をする。昨日のトレースが残っている為、順調なペースで進む。白萩川の橋を渡った場所で休憩を取り、ハーネスを装着する。取り付き到着後Fix通過を行う。Fix終了地点から先もトレースが残っており順調に進む。コースタイムよりも時間早くC1に到着する。その後3年生と松本宏OBで上部偵察に向かう。残った1年生2名と2年生とOBでテント設営をした後12:30と13:30に上部偵察隊とシーバー交信を行う。
CT)BC(6:30)~取り付き(8:09)~C1(9:12)
上部偵察隊
メンバー:小清水、松本宏OB
 C1まで本体と同一行動を取る。C1到着後準備をして上部偵察に向かう。C1より上部は常に腕を使って雪をかき分けるようなラッセルとなる。1600m付近でトランシーバー交信を行う。その際1460mのFix箇所でFix工作を行わなかった事を伝える。FC直下のFix箇所もFix工作をせずに通過する。13:30に大猫平付近でシーバー交信を行う。その後も引き返し時間まで偵察を行う。その後ルートを整備しながらC1に下る。
CT)C1(10:00)~大猫平(13:35)~大猫山直下(13:55)~C1(15:07)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1月1日(月) 雪 
 装備の装着に時間が掛かり出発が遅れる。小清水と松本OBが先行してトレースを付けていく。それに続く形で本隊も進んで行く。1時間程進んだところで本隊は休憩を取り再び進んで行く。道中の雪面には亀裂のようなものが一部見られる。1750m付近から胸程のラッセルとなり、先行隊は本隊に追いつかれる。そこから同一行動を取り1年生、2年生もラッセルに加わり大猫平に向かう。この辺りから視界が悪くなり始める。大猫平の急斜面手前で新雪雪崩の可能性があると判断し、弱層テストを行った後C1に引き返す。赤旗、赤テープを回収しながら慎重に下りC1に到着する。
CT)C1(6:09)~大猫平急斜面(9:37~10:05)~C1(11:37)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1月2日(火) 曇一時晴 
 梱包に時間が掛かり出発が遅れる。C1からの下りは1年生の安全を考慮して、小田、高柳OB、山本監督が1年生を確保して1年生を下らせる。Fix地点では小田が1年生を確保して下らせる。その後小田と小清水と松本OBでFix回収を行う。先にFix通過を終えた1年生はOB2名と白萩川の橋手前まで進み休憩を取る。小田、小清水、松本OBと合流後BCに向けて進んで行く。白萩川の橋から先はトレースが少し残っており歩きやすい。順調に進んで行きBCに到着する。BC到着後OBから官物を受け取り再梱包した後警備隊にヤマタンを返却し、馬場島荘に挨拶をし、OBからお言葉を頂き下山活動に移る。馬場島から伊折に向かう林道は圧雪されていて歩きやすい。1時間程歩いた辺りで雪が降り始める。その後も気合を入れて歩き続け伊折に到着する。
CT)C1(7:49)~取り付き(9:53)~BC(12:20~13:58)~伊折(16:28)

Return Top